一流になりたいならとにかく「⚪︎⚪︎⚪︎」
こんにちは!
茉莉デザインです。
先日、「ことばとデザインで伝えること」を勉強していくゾ、という記事を書きまして。
さっそく「伝え方が9割」という本を読んでみました。
気づいたことをまとめていきます。
伝え方の法則をいかにして見つけたか
「伝え方が9割」で書かれている内容はとても面白いのですが、私が1番ハッとさせられたのは冒頭のある部分でした。
(ちなみに、この本のメインの内容である伝え方の技術に関しては、中田あっちゃんの動画がとてもわかりやすいのでこちらを見てみてください。)
いくつもヒットコピーを手がける著者の佐々木圭一さんは、新入社員時代コピーライターとして配属されます。
しかし伝えることが苦手でまったくコピーが通らず、ストレスで毎晩プリンを食べて、1年で10キロ太るという状態だったそうです。体重そう(笑)
小太りになりながらもどうやってコピーの技術をあげていくか模索していた佐々木さんは、こんな行動をしていきます。
いいコトバが集まっていると言われる詩集、書籍、名作コピー集を読みあさりました。
心を打つコトバ、感動的なコトバに出会うたびに、ノートに書き写しました。
これです。
こうしてくる日もくる日も、読み続け、書き写した佐々木さんは、似ているコトバの違いに気づき、法則化していくことができたと書かれています。
一流への道は「⚪︎⚪︎⚪︎」から
この部分を読んで、私は別の本を思い出しました。
それは「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?」という本です。
ミシュランの星付きレストランを経営する村山太一さんが書かれています。
村山さんは26歳の夏にイタリアに修業に行くことにします。
二ツ星レストランで経験を積んで三ツ星レストランにようやく入れますが、シェフのナディアがきびしく、なかなか合格点をもらえずにいました。
全然OKをもらえずにいた村山さんは次のように悟り始めます。
ナディアと一体化する。これが求められているんだなと感じました。
僕はもう、変態かってくらい徹底的にナディアを観察しました。
手や指の動き、フライパンを振る角度などはもちろんですが、まばたきや呼吸する回数までを見ていました。
そうすると、盛り付けをする瞬間に息を止めたり、呼吸回数が上がる瞬間などがわかり、その後ろにある感情も推察ができるようになっていきました。
本人も言っていますが、変態です。
私の知人にも料理人はいますが、なかなかこんな料理変態は聞いたことがありません。
その後村山さんは「俺は一流をコピーして技を盗んだ。だからスタッフも俺をコピーすべきだ」と考えて自身のレストランを経営していましたが、サイゼのバイトを経験して、その考えは間違いだったんじゃないかと気づくようになります。
でもナディアとのエピソードは、「とにかく観察して完コピすることで一流の技術は身につけられる」という、とてもわかりやすい例だと思います。
まとめ
ということで話を戻すと、「伝え方が9割」を読んで気づいたことは、
何か身につけたいスキルや経験があるときは、とにかく「まねる」ことが重要なんじゃないか、ということでした。
最近もある知り合いの動画編集者が「外注先の動画作成者が、全然自分の言うとおりにやってくれない」と嘆いていました。
一流をめざすとまでいわなくても、ちいさな仕事でも、まねることから始めればいいようです。
まずはまねをして、上手な人がどんなテクニックを使っているのか研究する。
まねた先に、勝手に自分らしさが出てくる。
そんなように思いました。
よし、私も次のWebサイト制作に向けて情報収集や!
いってきます!
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