大人になってから「答えのない問題」に立ち向かうためには

こんにちは!
茉莉デザインです。

今回はひろゆきさんの「僕が親ならこう育てるね」を読んで、ほほーんと思ったことを書いていきます。

目次

学校教育では「答えのない問題」に立ち向かう力は身につかない

今回読んだのはこちら。

前から気になっていたこの本。

教育に対してモヤモヤすることがあったので、ひろゆきさんは教育についてどんな風に考えているのかな?と思い、読んでみました。

この中で自分が特に共感したのは、

学校教育では「答えのない問題」に立ち向かう力は身につかない

という部分。

自分が学校教育についてモヤモヤしているのはまさしくこの部分だなと思いました。

わりと私は学校での勉強を頑張ってきた方だけれども、それが社会人になって何か活かされているのかというと、特にそういうわけではなく。
いい大学に入ったり、正社員になれたからといって給料があがるわけでもなく。

むしろ勉強以外の何かに夢中になっていた子どもの方が、大人になってから成功している気がするな〜と感じていました。

本当は子供の頃に、もっと子供らしく、自分の興味の赴くままに何かに夢中になれたらよかったんだろうなぁと思いますが。
なんとなく言われるがままに勉強して、それなりに大人になってしまった人が、自分も含めたくさんいるように感じます。

勇気を出して、つくったものを世に出すことが大事

じゃあ、大人になってしまった私たちはどうにもならないのかなというと、私はトレーニング次第で「答えのない問題」に立ち向かう力を鍛えられるのではないかと考えています。

そもそも「答えのない問題」にどんなものがあるか考えてみると、家族やパートナー、友人・上司などの人間関係や、自分が担当している研修会の次の開催内容をどうするかといった問題や、明日会うお客さんと何を話そうかといった問題、飼っている猫が太ってきたからエサを変えるべきかそれとも運動器具を与えるかなどなど。

身の回りにはたくさんの「答えのない問題」が溢れています。

私が今研究したいと思っている「伝えること」も「答えのない問題」の一つです。
「伝えること」の中でも「デザイン」について考えてみます。

私はデジハリや職業訓練の講師などをしているので、「どうやって仕事をもらっているんですか?」という質問をよく受けます。
つまり「デザインを仕事にするにはどうするか?」という問題をみなさん抱えているわけですね。

デザインを仕事にするには、
①Illustratorなどのデザイン系のツールの基本的な操作方法をおぼえる
②デザインをつくってみて、世に出す
という手順を踏めば、誰でも再現可能です。

みなさんスクールに通っている方は、①の基本的な操作方法はもう身についている方がほとんどです。
むしろ十分すぎるぐらいに知識をつけている方もたくさんいます。

でも②の「作品を世に出す」ということをせずに、「どうやって仕事をもらったら…」と悶々としている方が多い印象を受けます。
作品を作ってポートフォリオまで作っているけれど、誰にも見れないような空間でひっそりと公開している、という方も世に出していないのと一緒です。

たしかに自分の作品が批判されるんじゃないかという怖さはあります。
自分のセンスを使ってつくったものですから、自分のつくったものを批判されるということは、自分自身を否定されているような気持ちになるでしょう。

私もお客さんとのやりとりをする中で、最初につくったものを見せて反応を待っているときはコワイヨーと思いますし、布団にくるまって大丈夫かなーと震えている日もあります。
それでも出してみると、もちろん修正依頼はありますが、意外とそういうすべてを否定されるような反応はないもんです。
なんとか絞り出した勇気の積み重ねで、日々お仕事をいただけています。

なのでデザインを仕事にするには、自分がつくったものを世に出す勇気を出してみましょう。
意外とほんの少しの勇気で、道は開けます。

まとめ

大人になってしまった私たちにとって大事なことは、

「答えのない問題」に立ち向かう経験を増やしていくこと。
そして「答えのない問題」を解決するために、ちょっとだけ勇気を出すこと。

これを続けていけば、正解のある問題だけの人生よりも、少しだけ楽しくなっていくような気がしています。

デザイン以外の仕事をしている方も、どんどん自分の意見を主張してみてはいかがでしょうか。
自分の意見にこだわりすぎるのはNGですが、何か主張がある人の方がどんな職場でも重宝されるものです。

本当は学校教育自体がもう少し柔軟になって、「自分で何か問題を設定して、それを解決していく時間」みたいなのがあればいいのになと思っていますが、そこまで学校の先生に求めるのはむずかしいんですかねー。
子どものやわらかいアタマをつくる授業とか、機会があればやってみたいものです。

余談ですが、私が小学校にあがる前の将来の夢は「学校の先生」でした。
その時点ではまだ1回も学校行ったことないのにね…👩‍🏫

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この記事を書いた人

Webデザイナー、アートディレクター。
デジタルハリウッド卒業。
HTML/CSS/Illustrator/Photoshop/Figma/Canva

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