ゲストハウスの看板をつくりました

こんにちは!
茉莉デザインです。

ゲストハウスの看板をつくらせていただいたので、その報告です。

目次

こんな流れでつくっていきました

今回は、ロッヂングハウス ナオ様のWebサイトの制作とあわせて看板の制作もご依頼いただきました。

何度か直接お会いして、どんなゲストハウスをつくるのかということや、オーナーのNAOさんがどんなものがお好きなのかなどを教えてもらいました。

ヒアリング

まずはNAOさんから、「ロッヂングハウス ナオ」というカタカナでの表記が正式名称となることを聞きました。

ただ外国の方も使うことを想定して「LODGING HOUSE NAO」と英語表記も入れようと話し合いました。

物件は昭和の雰囲気あふれる住宅。
NAOさんが和モダンな感じに改装されていました。

ということでお会いする中で、

  • 「ロッヂングハウス ナオ」というカタカナ表記が必要
  • 「LODGING HOUSE NAO」という英語表記もあった方がいい
  • 物件は和モダンな雰囲気
  • 事業全体の屋号に「ネイビー」が入る
  • NAOさんはロックと昭和のかわいいグッズが好き

ということがわかってきました。

書体、カラーを決める

こういった内容から書体や背景の色を決めていきました。

カタカナの部分はちょっとレトロな雰囲気。
英字の部分はロックな雰囲気もありつつ、上品で読みやすいものにしました。

カラーは屋号にも使われているネイビーを入れました。
物件の雰囲気になじむように、日本の伝統的な色を使いたいなと思って、葛飾北斎の絵などにも使われているネイビーを選びました。
レッドもこのネイビーに合わせて、少し朱色っぽいカラーを選びました。

ヒントをもらった本

時代別日本の配色事典

前項でふれた葛飾北斎の絵に使われているカラーは、この本からひっぱってきました。
この本はカラーコードが載っていて、デザインに取り入れやすくて便利でした。

古代から日本で使われている色が解説されているんだけれども、浮世絵に使われている色が特に好きで。
昔の人って着物を重ねたり(?)していてオシャレだよね。
またレトロなものをデザインするときには参考にしたい1冊です。

懐かしのホーロー看板

昭和の看板がたくさん載っている本です。
青森市民図書館で発見しました。

平成生まれの私でも知っている名品の看板や、まったく知らないけどなんかカッコイイ!おもしろい!という看板まで、さまざま載っています。

ウイスキー好きの自分も知らなかったんですが、「45ウイスキー」というウイスキーがあったらしいです。
静岡県にあった東洋醸造という会社が作っていたらしいです。
そしてこの東洋醸造は「ハイリキ」と呼ばれるチューハイの元祖みたいな商品を作っていたらしい。

まったくはじめましての情報ばっかりなんですが、その「45ウイスキー」の看板が渋めの青と赤でかっこよく。
NAOさんはハイボールもお好きだということだったので、この看板の雰囲気を授かろう、と決めました。

看板をベースにWebサイトも

そんな流れでできあがった看板が、改めてこちら。

かわいくできあがってオーナーさんにも喜んでいただけて😊
この雰囲気やカラーをベースにWebサイトもつくらせていただきました。

サイトのロゴは、はじめは違う書体でご提案しましたが、NAOさんのご希望である昔のコアなバンドのロゴ風にしました。
これによってぐっとオリジナリティ感が出ました。
レコードのジャケットみたいで、渋くてイイです。

納品後にNAOさんから「いろいろ要望を出しちゃって申し訳ないね〜」と言われましたが、まったくそんなことはないです。
お客様の方で最初は「特にデザインに対して要望はないな…」と思っていても、やりとりしているうちに「あ〜なるほど〜それならこうしたいかもな〜」というアイディアが生まれてくることがあります。
それを拾うのもこちらの仕事じゃないかなと思っていますし、むしろ喜んで拾いにいくので、一緒にアイディアを育てましょう。

おわりに

私も昔ロック小僧だった時期があったので、NAOさんと音楽の話で盛り上がることが多くて、非常に楽しく制作できました。

参考になる本を眺めている時間もわくわくしましたし、デザインしている時間もさらなり。

Webサイトや看板、チラシなど、デザインを必要としているけれど、どう作ったらいいかわからない、という方はぜひお問い合わせください。お待ちしています。

ロッヂングハウス ナオは1棟まるまる借りられますので、1〜2人でゆったりでも、5人ぐらいでワイワイでも、使ってみてください。
ねぶたの時期には特にいいと思います🔥
屋内の階段を登ったところのボードもつくっていますので、借りた方はそちらも見てみてくださいね〜。

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この記事を書いた人

Webデザイナー、アートディレクター。
デジタルハリウッド卒業。
HTML/CSS/Illustrator/Photoshop/Figma/Canva

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